運動場のようなひらけたスペースだった園庭に、段々砂場が作られました。
桜の木の木漏れ日の中、砂、水、泥で心を解放させながら、子どもたちが遊ぶ姿が盛んに見られるようになりました。園庭の中央で泥んこになり、嬉しそうな顔をしている姿を見た、友だちも刺激され、多くの子どもたちが遊び込む姿が増えていきました。
園庭の一部に作られたクローバーや雑草地。花を積んだり、虫探しをしたり、自然に触れる機会が多くなっています。他にも手作り花壇を設置し、蝶々が好む草花や低木、ポンカンの木も卒園記念樹として植えられています。
実際に蝶々の飛来がよく見られ、青虫がポンカンの木につき、子どもたちが興味を持ち、観察、世話をするようになりました。そして、青虫が蛹(さなぎ)になり、蝶々になるまで見届けることができました。
園庭の一つの砂場を入れ替えて、畑として生まれ変わりました。園庭に畑があることで、子どもたちが世話をして、成長の変化によく気付いています。園庭の畑を通じて、成長を楽しみに待つことや栽培して食べるといった貴重な経験を積んでいます。
現在、園の中では、園庭を遊び場にしていこうという声が上がっています。今後は園庭に遊べる素材、ゆったりできる場所、木々や虫が変化していく自然、食べられる物、香りを感じられる果樹やハーブなどを増やしていこうと話し合いが進んでいます。
子どもと虫が遊びたくなる園庭。
遊びが続く園庭。
自然を感じながら心を解放できる園庭。
そんな園庭を子どもたちの遊びを見ながら、職員や保護者の方々と考え、一緒に作っていけたらと考えています。